営業中、お客様はなく、タオルをたたんでいると、Hさん来店。
Hさん「お仕事中すいません。ちょっとよろしいですか。」
アン 「はい。どうぞ。先日はありがとうございました。」
Hさん「息子が乗っていた、250CCのバイクがあるんですが、私は大型バイクに乗っていて、もう誰も乗らないので、もし、バイクの免許を取られるんであれば、もらって頂けませんか?」
アン 「え~っ!突然ですねぇ。息子さんはもう乗らないんですかぁ。良いんですか?」
Hさん「走行に問題はありませんが、結構ボロいですから、新しいバイクを買うまでの練習台に使ってもらったら良いんじゃないかと思いまして。後は、処分してもらっても、売ってもらってもかまいません。」
アン 「・ ・ ・ ・わかりました。前向きに検討してみます。」
選択は突然やってくんですね。こうして、数年前に断念した、バイク免許を取る機会がやってきたのでした。もはや58才。若干の迷いはありましたが、ワクワクする方の選択をすることとして、まずは自動車学校の検索です。
S自動車教習所。自宅からは近く、数年前もこちらにお世話になるつもりでした。
2輪安心パック/入学金・学科教習料・技能教習料・初回検定料・消費税を含んでいて、再検定料は別途料金
普通免許を持っていて、56才以上 大型MT27万円、普通MT17万円
なるほど。数年前より、年齢のカテゴリーが上がって、よりお高くなっています。とりあえずは、普通2輪免許かなぁ。高いなぁ。とか思いつつ、早速S自動車教習所を訪ねました。パンフレットを見るとホームページの価格よりも数万円値上がりしています。「ゲェ!」と思いつつ受付へ。
アン 「バイクの免許を取りたいんですが。」
S自 「申し訳ありません。コロナ禍以降、2輪免許を取得される方が増えまして、ただ今2輪コースの受付を停止しています。」
アン 「予約はできないんですか?」
S自 「申し訳ありません。来年1月中旬以降に、お電話で、こまめにお問い合わせ下さい。」
なるほど、そうきたか。神様が、「年齢を考えて、止めておきなさい」とおっしゃっているのかぁ?ホッとした気持ちもあり、Hさんには悪いですが、お断りしようかと考えながら、帰路についたのでした。
つづく